感想文
読了。
春、バーニーズで
吉田修一著
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
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パーキングエリアの章でいつもとは違う行動をとってしまう主人公の気持ちが痛いほどわかる。
時間や 様々な制約の中で生活してると ふっと日常を抜け出したくなる瞬間がある。
旅行したいと思うのはそんなときかな。
主人公の奥さんがそのまま泊まっていきなさいとホテルに連絡をいれた部分を読んだときには泣けた。
奥さんに申し訳ないという気持ちとありがたいという気持ちとそのまま帰らないような主人公の気持ちとにリンクしてしまった。